東京2025世界陸上|男子マラソン代表候補12人まとめ!最有力ランナーは誰?

東京2025世界陸上|男子マラソン代表候補12人まとめ!最有力ランナーは誰?

「誰が日本代表に選ばれるのか?」

マラソンファンならずとも気になるのが、東京2025世界陸上に向けた男子マラソン代表の行方です。

福岡、東京、大阪、別府大分など、選考レースでハイレベルな記録が次々と生まれ、参加標準記録(2時間6分30秒)を突破した日本人ランナーは11人を数える異例の事態に。

わずか3枠をめぐって、過去に例を見ない熾烈な争いが繰り広げられています。

シリーズチャンピオンの小山直城選手、最速タイムで注目を集める吉田祐也選手、そして初マラソンで鮮烈デビューを飾った近藤亮太選手

果たして代表に最も近いのは誰なのか。そして、逆転で滑り込むのは?

この記事では、東京2025世界陸上・男子マラソン代表の有力候補12人を選考の視点から解説します。

東京2025世界陸上の男子マラソン代表 最有力候補の3人とは

東京2025世界陸上の男子マラソン代表争いの中で、ひときわ注目を集める3人がいます。

シリーズチャンピオンとして実績を積み上げてきた小山直城選手、最速タイムで一気に代表争いの先頭に立った吉田祐也選手、そして初マラソンで歴代5位の快走を見せた近藤亮太選手です。

タイプや経緯は異なるものの、3人とも代表に最も近い存在として有力視されています。

この章では、東京2025世界陸上の男子マラソン代表の最有力候補3人を解説します。

小山直城|JMCシリーズⅣのチャンピオン

小山直城選手は、東京2025世界陸上の男子マラソン代表に最も近い位置にいる選手です。

その根拠は、JMCシリーズⅣにおいて男子のシリーズチャンピオンに輝いたことに加え、ワールドランキングでも高順位を維持していることにあります。

本来、世界陸上の出場には世界陸連が定めた参加標準記録(2時間6分30秒)の突破が求められますが、ワールドランキングをもとに出場資格が与えられる見込みです。

さらに、2023年のMGCでは初の大舞台ながら堂々とした走りで優勝し、実力と安定感の両面をアピール。

男子マラソンのシニアディレクター・高岡寿成氏も「勝負強い。再現性が高い」と評価するなど、関係者からの信頼も厚い選手です。

小山直城選手のJMCシリーズ優勝や代表選考に関する詳細はこちらの記事で解説しています。

吉田祐也|候補者最速タイムで世界へ

吉田祐也選手は、2024年12月の福岡国際マラソンで2時間5分16秒という日本人歴代3位の快走を見せて優勝。

この記録は、東京2025世界陸上の代表候補の中で最速タイムとなっており、タイムと順位の両面で強くアピールした内容でした。

代表選考では記録だけでなく、レースの順位や展開も重視されると見られています。その点で吉田祐也選手は“最速”かつ“1位”という高評価を与えられるでしょう。

現時点では参加標準記録(2時間6分30秒)の突破に加えて、明確な結果を残している点が高く評価されており、代表入りが非常に有力視されている選手の一人です。

吉田祐也選手のこれまでの実績や代表選考に関する詳細はこちらの記事で解説しています。

近藤亮太|初マラソンで日本歴代5位、3番手を確保か

近藤亮太選手は、2025年の大阪マラソンで2時間5分39秒を記録し、日本歴代5位にランクイン。

しかもこれは初マラソンとしては日本最高記録であり、いきなり世界と戦える実力を示した快走でした。

レースでは、日本人選手の中で唯一40km以降にペースを上げ、他の有力選手を一気に突き放す走りを披露。

ゴール直前ではエチオピア勢との一騎打ちに惜しくも敗れたものの、その粘りと勝負強さは高く評価されています。

選考候補11人の中でも、記録面では吉田祐也選手に次ぐ2位、さらに大阪での日本人1位という実績もあり、3番手として極めて有力なポジションに位置している選手です。

東京マラソンで日本人1位となった市山翼選手もライバル候補ではありますが、レース内容やインパクトの面では、近藤亮太選手の方が一歩リードしている印象です。

近藤亮太選手のこれまでの努力の積み重ねや代表選考に関する詳細はこちらの記事で解説しています。

東京2025世界陸上の代表の座を狙うその他の候補9人

現時点では最有力とされる3人がややリードしていますが、代表の枠はまだ確定していません。

記録や順位以外の見方によっては、ここで紹介する9人から選出される可能性も十分あると考えています。

それぞれが異なる強みを持ち、選考の行方に影響を与える存在です。

この章では、代表の座を争うその他の候補9人を紹介します。

細谷恭平|大阪マラソン(2:05:58)

細谷恭平選手は、大阪マラソン2025で自己ベストとなる2時間5分58秒をマーク。

このタイムは日本歴代7位、日本人2位という快走であり、これまでの自己ベスト(2時間6分35秒)を大きく塗り替える内容でした。

また、このレースの結果により、JMCシリーズのポイントランキングでも一気に2位に浮上。

総合1位の小山直城選手とはわずか5ポイント差(2766pt vs 2761pt)という僅差で、シリーズチャンピオンを逃す結果となりました。

もし日本人トップでのフィニッシュであれば、代表入りの可能性も大きく広がっただけに、非常に惜しい2位といえるでしょう。

それでも、成長著しい細谷選手の走りは強く印象に残り、“次点の代表候補”として十分な評価を受ける内容だったと言えます。

細谷恭平選手の大阪マラソン2025の健闘や代表選考に関する詳細はこちらの記事で解説しています。

市山翼|東京マラソン(2:06:00)

市山翼選手は、東京マラソン2025で日本人トップの成績を収め、2時間6分00秒の自己ベストを記録。

このタイムは日本歴代9位に相当し、世界陸上の参加標準記録(2時間6分30秒)を突破する好走となりました。

今回の記録によって、市山選手は東京2025世界陸上の代表候補として一気に浮上。

特に注目されているのが、近藤亮太選手との「最後の1枠」をめぐる争いです。

近藤亮太選手は初マラソンでの高いスピードと記録が評価されていますが、市山翼選手は約20度まで気温が上昇するという厳しい条件下で結果を出した点や、近年の着実な成長が高く評価されています。

代表選考では単純なタイム比較だけでなく、レース内容や将来性、全体のバランスも加味されるため、市山選手の持つ安定感は十分なアピール材料となるでしょう。

市山翼選手と近藤亮太選手の対立構造や代表選考に関する詳細はこちらの記事で解説しています。

黒田朝日|大阪マラソン(2:06:05)

黒田朝日選手は、2025年2月の大阪マラソンで2時間6分5秒を記録し、日本学生最速記録を更新する快挙を成し遂げました。

初マラソンながら日本歴代10位の好記録、そのポテンシャルの高さは大きな注目を集めています。

ただし、東京2025世界陸上の代表選考では、単純なタイムだけでなく、日本人順位やレース内容なども選考の判断材料になると考えられており、記録の良さだけでは代表入りを確実にすることは難しいのが現状です。

黒田朝日選手は大阪マラソンで日本人3位にとどまりました。

一方、3週間前の別府大分毎日マラソンでは若林宏樹選手が日本人1位・総合2位という好成績を残しています。

選考基準によっては、両者の比較がなされる可能性もあります。

とはいえ、どちらの選手も代表入りに向けてはあと一歩届かない位置にあり、現時点では厳しい争いを強いられている状況です。

黒田朝日選手のこれまでの実績や代表選考に関する詳細はこちらの記事で解説しています。

菊地駿弥|大阪マラソン(2:06:06)

菊地駿弥選手は、2025年の大阪マラソンで自己ベストを約2分更新し、2時間6分6秒を記録。

これは日本歴代11位に相当する好記録であり、レースでは日本人4番手でフィニッシュしました。

これまでのベストは2023年の大阪マラソンでの2時間8分20秒だったため、着実な成長が見られる内容でした。

黒田朝日選手とはわずか1秒差の競り合いを展開し、最後のスパートで惜しくも競り負けたものの、記録面では互角のレベルにあります。

ただし、参加標準記録(2時間6分30秒)を突破した選手が11人いる中で、菊地駿弥選手の記録はタイム順で6番手。

大阪マラソンの順位も日本人4位にとどまったことから、現時点では代表入りの可能性はやや低いと見られます。

それでも、ここまでのハイレベルな争いの中で記録を残したこと自体は価値があり、厳しい代表選考を象徴する1人であることは間違いありません。

菊地駿弥選手のこれまでの実績や代表選考に関する詳細はこちらの記事で解説しています。

若林宏樹|別府大分毎日マラソン(2:06:07)

若林宏樹選手は、2025年2月の別府大分毎日マラソンで初マラソンに挑戦し、2時間6分7秒という驚異的な記録をマークしました。

このタイムは、当時の日本歴代7位に相当し、初マラソン日本最高記録および日本学生記録を同時に更新する快挙となりました。

さらに、東京2025世界陸上の参加標準記録(2時間6分30秒)も見事にクリア。

特に、レース全体を通して安定したペースで崩れずに走り切った点は大きな評価ポイントとなります。

一方で、選考候補には他にも初マラソンで好記録を出した選手が複数おり、記録順で見ても若林宏樹選手は7番手の位置。

代表3枠を考えると、現時点では選考のボーダーラインをやや下回る立場と見られています。

若林宏樹選手の競技人生の進退や代表選考に関する詳細はこちらの記事で解説しています。

井上大仁|東京マラソン(2:06:14)

井上大仁選手は、東京マラソン2025で日本人2位・2時間6分14秒の好タイムを記録。

この記録は自身のベスト(2時間6分47秒)を33秒更新するもので、2021年のびわ湖毎日マラソン以来4年ぶりの自己記録更新となりました。

安定感のある走りで一定の成果は残しましたが、代表争いにおいてはタイム・順位ともに厳しい立場にあります。

現在、参加標準記録(2時間6分30秒)を突破した11人の中で、井上大仁選手のタイムは8番目に位置。

さらに、レースでの日本人順位も2位にとどまっており、選考基準として重要視される日本人トップの実績がない点は大きなマイナス材料です。

ベテランとしての経験は魅力ですが、代表入りを確実にするにはインパクトに欠ける結果だったと言わざるを得ないでしょう。

井上大仁選手のこれまでの実績や代表選考に関する詳細はこちらの記事で解説しています。

鈴木健吾|大阪マラソン(2:06:18)

日本記録保持者の鈴木健吾選手は、2025年の大阪マラソンに出場し、2時間6分18秒でフィニッシュ。

このタイムは自身3番目の記録であり、日本人5番手となる結果でした。

レース中盤までは近藤亮太選手や細谷恭平選手と競り合いを見せましたが、終盤でペースダウン。

「身体が固まってしまって力及ばず」とレース後に語っており、ラストの課題を痛感した一戦となりました。

それでも、最後まで粘り強く走り抜けた姿には、鈴木健吾選手らしい勝負強さと意地が感じられました。

今回の結果だけを見ると、参加標準記録(2時間6分30秒)は突破しているものの、代表候補11人中タイムは9番目、順位も日本人5位と、代表争いでは厳しい位置にあるのが現実です。

とはいえ、レース後に「久しぶりに手応えを感じた」と語ったように、復調への兆しもあり、今後の活躍が期待されます。

鈴木健吾選手のこれまでの実績や強み、さらに代表選考に関する詳細をこちらの記事で解説しています。

浦野雄平|東京マラソン(2:06:23)

浦野雄平選手は、2025年3月の東京マラソンで2時間6分23秒を記録し、自己ベストを更新。

この記録で日本人3番手としてフィニッシュし、代表候補として名を連ねるにふさわしい健闘を見せました。

しかし、東京2025世界陸上の代表選考を考えると、タイムは候補11人中10番目、日本人順位も3位にとどまり、現時点では代表入りには届かない位置と見られます。

それでも、着実な成長を感じさせる走りであることは確かで、「日本人トップを取るつもりで走ったが、まだ足りなかった。もっと強くなりたい」と語ったように、課題を受け止めて次に進む姿勢は印象的でした。

今回の結果は、浦野雄平選手にとって大きな一歩であり、今後の飛躍に向けた土台となるレースだったと言えるでしょう。

浦野雄平選手のこれまでの実績や代表選考に関する詳細はこちらの記事で解説しています。

柏優吾|大阪マラソン(2:06:28)

柏優吾選手は、2025年の大阪マラソンで2時間6分28秒の自己ベストを更新し、東京2025世界陸上の参加標準記録(2時間6分30秒)を突破しました。

この結果により、正式に代表候補としてリストに加わることとなりました。

ただし、代表枠はわずか3つしかなく、現在の候補11人の中で柏優吾選手の記録はタイム順で11番目。

大阪マラソンでも日本人6番手と、記録・順位の両面で他の候補にやや遅れをとっているのが現状です。

それでも、柏優吾選手の成長は目覚ましく、大学4年時の北海道マラソン2022では初マラソンで日本人1位(2時間11分41秒)を記録し、学生選手として初のMGC出場権を獲得。

その後も着実にステップアップを重ね、今回の記録更新に至っています。

代表入りのハードルは高いものの、長期的な視点で見れば今後の活躍が楽しみな選手の一人です。

柏優吾選手がマラソンの才能を開花させたトピックや代表選考に関する詳細はこちらの記事で解説しています。

まとめ|代表3枠を勝ち取るのはこの3人か?

  • 小山直城選手はシリーズチャンピオンとして代表入りが有力
  • 吉田祐也選手は候補中“最速”の記録で存在感を示す
  • 近藤亮太選手は初マラソン歴代最高記録で一気に浮上

東京2025世界陸上の男子マラソン代表争いは、過去に例のないハイレベルな戦いとなりました。

小山直城選手はシリーズチャンピオンとして、吉田祐也選手は最速タイムと優勝実績で、近藤亮太選手は初マラソンでの強烈なインパクトで、それぞれ異なる形で代表に近づいています。

とはいえ、標準記録を突破した選手は11人もおり、選考は最終盤までもつれ込むのではないでしょうか。

記録、順位、レース内容、そして全体のバランス。

すべてが評価される中で、誰が3枠を勝ち取るのか。

3月26日以降と言われる正式発表に注目が集まります。

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