小山直城、東京2025世界陸上のマラソン代表に内定か?

小山直城、東京2025世界陸上のマラソン代表に内定か?

東京2025世界陸上の代表候補が続々と絞られていく中、ひときわ注目を集めているのが小山直城選手です。

実は、小山直城選手は参加標準記録を突破していないにもかかわらず、代表入りが“ほぼ内定”とされています。

なぜ、小山直城選手が世界の舞台に立つと見込まれているのでしょうか?

この記事では、小山直城選手の代表内定が濃厚とされる理由これまでの実績、そして東京2025世界陸上での巻き返しに向けた評価と課題について詳しく解説します。

小山直城が参加標準記録を突破していないのに代表に内定する理由

東京2025世界陸上の代表内定が見込まれている小山直城選手ですが、実は参加標準記録を突破していません。

それにもかかわらず代表入りが濃厚とされる背景には、明確な理由があります。

この章では、その理由をJMCシリーズⅣチャンピオン決定世界ランキングの2つの視点から解説します。

小山直城がJMCシリーズⅣチャンピオンに決定

小山直城選手は、日本陸連が導入する「ジャパンマラソンチャンピオンシップ(JMC)シリーズⅣ」において、男子のシリーズチャンピオンに輝きました。

JMCポイントを獲得するためには、シリーズ期間内(2023年4月〜2025年3月)にJMCシリーズの対象大会3レースに出場し、そのうちパフォーマンスポイントの高い2大会の合計で順位が決まります。

小山直城選手は、2023年10月のMGCでの優勝、そして2024年の大阪マラソンでの好記録により、高いポイントを獲得。

これらの結果が評価され、JMCシリーズⅣの男子チャンピオンとして公式に認定されました。

この実績が、東京2025世界陸上マラソン代表に内定する決め手となりました。

小山直城が世界ランキングで出場条件クリアが確実に

マラソンの世界選手権に出場するには、原則として世界陸連が定めた参加標準記録を突破する必要があります。

しかし、ワールドランキング(世界陸連による選手のパフォーマンス評価)をもとに出場資格が与えられる見込みです。

小山直城選手は、2023年のMGC優勝や2024年の大阪マラソンでの結果が評価され、世界ランキングでも高い順位を確保しています。

2025年3月上旬の時点で、出場可能とされる「100位以内」に入っており、現在は53位相当。

今後、大きな変動がなければ、5月の正式発表時には条件を満たすと見られ、参加標準記録を突破していないものの代表入りが濃厚となっています。

小山直城のこれまでの実績と成長の歩み

高校・大学時代から確かな実績を積み上げてきた小山直城選手は、実業団に進んでからも着実に成長を遂げてきました。

ニューイヤー駅伝での活躍をきっかけに注目を集め、MGCでは強豪選手を抑えて優勝を果たすなど、代表クラスの実力を証明しています。

この章では、小山直城選手の成長の歩みを振り返ります。

高校・大学で着実に実績を積み上げた学生時代

埼玉県日高市出身の小山直城選手は、松山高校時代から注目を集めていました。

高校3年時には全国都道府県対抗男子駅伝で4区を任され、見事区間賞を獲得する快走を披露しました。

その後進学した東京農業大学では、1年時に関東インカレ2部5000mで5位に入ると、4年時には5000mで全体2位(日本人トップ)、10000mでも日本人2位という好成績を残しました。

しかし、東京農業大学は箱根駅伝に出場する機会には恵まれず、小山直城選手が箱根を走ったのは2年時に関東学生連合の一員として出場した第93回大会のみでした。

このときも4区で10位相当という健闘を見せており、学生時代から堅実に力を伸ばしていたことがうかがえます。

ニューイヤー駅伝での活躍が評価を押し上げた

小山直城選手は、2019年に本田技研工業に入社して以降、実業団のトップランナーとして確かな実績を積み重ねてきました。

特に元旦に開催されるニューイヤー駅伝では、たびたび存在感を発揮しています。

2020年と2021年は1区を任され、3位・5位と安定した走りを披露しました。

そして2022年には3区を担当し、9人抜きという圧巻のパフォーマンスでチームの初優勝に貢献します。

さらに、翌2023年には最重要区間である4区を任され、トップを奪う走りでホンダの連覇を牽引しました。

チームからの信頼を勝ち取ったこの一連の走りが、小山直城選手の全国的な評価を一気に高めるきっかけとなりました。

MGC優勝と五輪出場で代表クラスの実力を証明

2023年10月に行われたMGC(マラソン・グランド・チャンピオンシップ)で、小山直城選手は初の大舞台において堂々たる優勝を果たしました。

レース当日は悪天候のなかで行われ、コンディションは決して良くありませんでしたが、小山直城選手は終盤で見事なスパートを決め、大迫傑選手や川内優輝選手といった経験豊富なライバルたちを振り切ってトップでゴールしました。

この勝利により、賞金1000万円とともにパリ五輪の日本代表の座を獲得しました。

五輪本番では23位という結果に終わりましたが、ここまでの過程において代表にふさわしい実力を持っていることをしっかりと証明しました。

小山直城の評価と東京2025への期待

パリ五輪以降は思うような結果を残せていない小山直城選手ですが、これまでの実績や勝負強さは健在です。

日本陸連からも高く評価されており、東京2025世界陸上での巻き返しに期待がかかります。

この章では、小山直城選手の現在の評価と、今後に向けた課題や意気込みについて解説します。

最近は結果が伸び悩むも、過去の実績と実力は十分

小山直城選手は、MGC優勝以降やや苦しいレースが続いています。

2024年のパリ五輪では前半こそ好位置を保っていたものの、18km地点で先頭から離れ、後半は粘る展開となりました。

最終的には23位でフィニッシュし、満足のいく結果ではありませんでした。

さらに2025年の大阪マラソンでは、ケニア合宿を経て呼吸の面では調子が良かったものの、27km以降で失速し、35位に終わりました。

それでも、これまで積み上げてきた実績やMGCでの勝負強さは揺るぎないものであり、復調すれば再び上位を狙えるポテンシャルは十分に残されています。

再現性と勝負強さを評価する日本陸連のコメント

小山直城選手が東京2025世界陸上の代表に選ばれる背景には、日本陸連からの高い評価があります。

男子マラソンのシニアディレクターである高岡寿成氏は、「勝負強い。再現性が高い」とコメントしており、安定した戦略と本番で結果を出す力を信頼していることがうかがえます。

特にMGCでの優勝という実績は、その勝負強さを象徴するものであり、大舞台での集中力と粘り強さが小山直城選手の最大の武器とされています。

調子の波はあるものの、要所で確実に結果を出すその姿勢が、代表内定の決め手となりました。

今後の課題と東京2025世界陸上でのリベンジへの意欲

小山直城選手は、直近のレースでは思うような結果が残せていない一方で、その課題に正面から向き合おうとしています。

2025年の大阪マラソン後には「もう少し早く帰国していれば良かったかもしれません」と反省点を挙げつつ、「またケニアには行きたい」と意欲を語っています。

起伏の多い練習コースや気候への対応など、合宿で得たものと同時に、新たな課題も見えてきたようです。

東京2025世界陸上では、パリ五輪で果たせなかった結果を求めて挑む姿勢が明確であり、ここからの数ヶ月でどのように立て直していくのか、その取り組みが注目されます。

まとめ:東京2025世界陸上で再び輝けるか、小山直城の実力と期待

  • 小山直城選手はJMCシリーズⅣで男子チャンピオンに認定
  • 世界ランキングでも出場条件を満たす見通し
  • 東京2025ではパリ五輪の雪辱を期す戦いに注目

JMCシリーズと世界ランキングの両面で代表入りが濃厚となった小山直城選手。

近年は苦戦も続いていますが、MGCでの勝負強さや過去の実績をふまえれば、東京での巻き返しに期待が集まります。

世界の舞台で再び輝けるか、その走りに注目です。

今後の調整やレースでどこまで状態を戻せるかが、大きなカギを握ります。

東京の地で「勝負強さ」を証明する走りが見られるか、ファンの注目は高まるばかりです。

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